初めての動物病院…..ぴゃん動物病院では特殊項目をその場で測定。
2020.01.12 病気
新しい機械が続々と発売されその都度購入するのが大変な今日この頃、12月末に導入した事でいよいよSDMAが測定可能になります
今回の機械で測定出来る特殊項目はSDMA UPC FRU
FRU(フルクトサミン)
インシュリン治療中の糖尿病のモニタリグとして測定致します。
SDMA
腎臓機能障害を表す値。現在は検査センターに血液を提出して2~3日で結果報告という流れです。
これがその場で分かるようになります。
しかも今までの腎機能障害を表すBUN、CREより初期の腎不全に反応します。
UPC
腎臓機能障害を表す値。現在は尿を検査センターに提出して1~2日で結果報告。
これがその場で測定可能です。
SDMA, UPC、CRE、血圧を総合的判断してIRIS(アイリス)が提唱するステージ1~4に分類されステージによって治療法が変わります。
他にも当院では、甲状腺ホルモン、コルチゾールホルモン、総胆汁酸、SAAなども院内で測定可能です。
甲状腺ホルモン、いわゆるT4
犬では甲状腺機能低下症が多く、治らない皮膚病、肥満、顔面神経麻痺など多彩な症状が発現します。
猫では甲状腺機能亢進症が多く、症状はてんかん発作、食欲不振、体重減少、嘔吐下痢、高血圧症などです。
またBUN、CREの上昇を伴うことにより腎不全と勘違いすることがあります。
投薬中も2~3か月ごとのホルモン量のモニターが必要なため、院内検査で即答できて便利です。
コルチゾール、いわゆる副腎皮質ホルモン
アジソン病は虚脱状態で来院する事が多いので、ホルモン値を即算出できることで適確な治療が行えます。
投薬中もクッシング アジソン病では2~3ヶ月ごとにホルモン量のモニターが必要なため、院内検査で即答できて便利です。
総胆汁酸
門脈シャント、総胆管閉塞、肝内胆汁うっ滞などで値が上昇します。
猫のSAA
リンパ腫 膵炎 猫伝染性腹膜炎 胆管炎 甲状腺機能亢進症 慢性腎不全など炎症があるものに白血球より早く大きく反応します。
ご来院お待ちしています。