院長のブログ

皆さんサルベストロールと言うサプリメントをご存知でしょうか?

野菜や果物に含まれる成分で、細菌から体を守るために含まれている物です。

しかし現代の野菜、果物は農薬によって体が守られているため、サルベストロールを作る必要がなくなり含有量が減少していると言われています。

動物や人間がサルベストロールを服用すると、がん細胞が持つ特有の酵素CYP1B1と反応して抗がん物質となりがん細胞を死滅させます。

正常細胞には酵素CYP1B1が含まれていないのでこのような反応は起こりません。

今までの抗がん治療でこのような作用機序のものはありませんでした。

あえて挙げるとすれば高濃度ビタミンC点滴投与がこれに近いものだと思います。

しかし週2～3回の点滴を5週間継続しなければいけない煩雑さが欠点でした。

サルベストロールならば決められた量を毎日服用するだけです。

ただ、がんに立ち向かうためにはこれだけでいいわけでなく、抗がん作用のあるサプリメントを4～6種類組み合わせることが必要です。

もちろん抗がん剤治療を受けている方でも併用して服用することも出来ます。

また一つ強力な武器が手に入ったように思います。