ぴゃん動物病院

愛知県岡崎市の動物病院「ぴゃん動物病院」

  1. TOP
  2. 院長のブログ
  3. 病気
  4. もうそろそろ腎臓細胞ファーストにしてみませんか?

もうそろそろ腎臓細胞ファーストにしてみませんか?

慢性腎不全と診断された猫ちゃん、ワンちゃん今年も元気に頑張って行きましょう。

腎細胞ファーストとは『腎臓細胞を守るためにはどうすれば‼』なのです。

腎不全の標準治療は食事の変更、リン吸着剤投与、必要なタイミングでの皮下点滴が主な所でしょうか?

しかし...これってどうなんでしょう?

食事の変更、リンの吸着剤の投与は、今働いている10~20%の正常細胞を守るためなので腎臓細胞ファーストになりますが、毎日皮下点滴、一日おきの皮下点滴とか腎臓細胞ファーストとは言えませんね。

実は腎臓はどんどん疲弊しています。

正常に機能している細胞以外の弱っている細胞が炎症物質を産生して、周りの正常細胞を攻撃してるからです。

点滴を施したお陰で飼い主様は血液検査の結果を見て安心はしているかもしれません。

しかし数字がよくなったとしても弱った腎細胞はoverwork、働いて 働いて 働いて 働いたおかげなんです。

実は腎臓をいじめてたりして、決して腎臓が回復に向かっているわけではないのです。逆に疲弊していますよ。

例えば青森の祖母が危篤だとしましょう。

壊れかけた軽自動車=腎不全の腎臓 と考えてください。

自分は10年以上乗っている軽自動車で青森に向かおうとしました。

ノンストップで高速を走るのが、毎日点滴しているのと同じです。

パーキングエリアで休憩しながら走るのが、一日おきの点滴でしょうか。

ガソリンをハイオクにするのが腎臓フード、リン吸着剤の投与ですかね。

目的は車が壊れないでなるべく早く何とか青森に到着したい。

そのためには車体を守る工夫=腎臓細胞ファーストとなるわけです。

青森に到着しても車が壊れては本末転倒です。家に帰れません。

車を守るためにはどうしたらいいのでしょうか?

エンジンオイル交換とかタイヤを交換するとか、積載量を減らすとか、オーバーホールしてもらうとか...

専門外なので詳しく知りませんが、他にもあるかもしれません。

壊れて廃車になれば新しい車を買うことになります。

しかし腎臓は今のところ、新しいものを買うことが出来ません。

だから腎臓細胞ファーストが重要になってくるのです。

すぐ始めてください。後回しにしていたら間に合いませんよ。

一日おき又は毎日点滴が必要な猫ちゃん ワンちゃん、青森は近づいて来ましたが帰ることができますか?

このお話は青森到着が目的になっていますが、腎不全の猫ちゃん、ワンちゃんの到着地は有りません。

高速を壊れかけた軽自動車で、毎日または一日おきに走らなければならない大変な旅なのです。

毎月血液検査して値が上がった、下がったと一喜一憂しても意味ありません。

定期検査しても?

だって腎臓の細胞のケア、考えたことありますか?

転院で来られた方々が持ってくる血液検査の結果、1か月、半月に1回と採血しているのをよく見かけますが、どんな意味があるのでしょか?

意味不明です。

当院では必要な時しか採血を行いません。

個人的にはかわいそうだからやりたくないんですよ。

カリウムの値の補正が必要な時

リンの値の補正が必要な時

貧血の値の補正が必要な時

血液の酸性、アルカリ性の補正が必要な時

脱水の値の補正が必要な時

ですかね。

これって何となく食べるのが減って体重が徐々に落ちてきた時です。

上手にやっていれば安定期に入り体重の変化もあまりありませんから。

だから血液検査しません。

腎臓の値!

BUN,CREはあまり気にしてません。

食欲がまあまあ有って体重がどんどん減っていなければ血液検査しません。

あえて言えば幹細胞移植のタイミングを見図るときは参考にしてますかね。

遅くてもBUNが70以下で一度入れてみたいです。

ぴゃん動物病院の腎不全の猫ちゃん、ワンちゃん、半年に一回の血液検査の子たちざらにいます。

猫も採血されるの嫌だと思います。

犬は割と受け入れてくれてますが...

今年は腎臓細胞ファーストで元気に行ってみませんか❣

腎細胞ファーストの内容が気になる方は、過去の私のブログを読んでみてください。

更に詳しくお聞きになりたい方は、今までの血液検査の資料を持ってセカンドオピニオン外来としてお越しください。

予約制で昼の12時から1時まで行っています。

  新人 あずきさん5ヶ月  院長先生64歳