ぴゃん動物病院

愛知県岡崎市の動物病院「ぴゃん動物病院」

  1. TOP
  2. 院長のブログ
  3. 予防
  4. 初めての動物病院 1歳までに済ませておきたい避妊手術編

初めての動物病院 1歳までに済ませておきたい避妊手術編

飼い主さんもインターネットの情報を基に避妊手術を発情の前に行う人が大多数になりました。

乳癌,子宮卵巣の病気予防に効果があることはご存じだと思います。

今回は,避妊手術どうやってるの? 麻酔は大丈夫?などの疑問にお答えしたいと思います。

 

前日の絶食、絶水は必要なの?

 

手術12時間前からの絶食はお願いしてます。水分摂取は手術3時間前までならOK。

従って、クリティカルリキットなどの流動食も手術3時間前ならOKです。

極端な絶水、絶食は麻酔中の低血圧につながるためお勧めできません。

クリティカルリキット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手術前の血液検査は絶対必要ですか?

元気に見える猫ちゃんの手術前検査で原因不明の白血球増加がみつかり手術を中止、

別の検査を追加したところ伝染性腹膜炎陽性と判明したケースもありました。

また手術前検査で肝臓の値が高かったワンちゃんが、CT検査の結果門脈シャントと判断された子もいました。

知らずに手術をしていたらどうなっていたでしょうか?

必ず手術前血液検査を希望しましょう。

費用がかかるからと言ってココを省略するのはありえない事です。

 

麻酔は大丈夫ですか?

大多数のワンちゃん猫ちゃんは若くて元気、何の問題もないはずです。

しかし、万が一の場合を想定して経験豊富な先生にお願いしましょう。

ぴゃん動物病院では、麻酔担当を獣医師のまさみ先生にお願いしています。

当院では獣医師一人で避妊手術をすることはありません。

麻酔管理を動物看護師さんにお願いすることもありません。

麻酔に絶対はありませんので、獣医師として不測の事態に備えています。

 

手術はどんな様子ですか?

皮膚切開から卵巣、子宮の結紮までエネルギ-デバイス(電気メスなど、、、)を用いて、

手術時間の短縮、出血のない手術を行っています。

また、腹膜や皮膚を縫う糸にも気を使い、針付きの縫合糸を使用。

避妊手術だからといって安価な糸を使用することはありません。

手術後はエリザベスウエアーを着用することにより

快適に過ごすことが出来るでしょう。

出血のない皮膚切開 電気デバイス  電気デバイスによる止血  張り付き縫合糸

手術後は入院しなければならないですか?

麻酔からしっかりと覚めて、飲んだり食べたりできてからお返ししたいところです。

ヘロヘロのままでお返しして万が一問題が起きた時、取り返しが付きません。

ぴゃん動物病院では一泊入院をお勧めしています。

 

料金表

小型犬、中型犬 避妊手術               麻酔管理 ✙手術代金  35000円

猫避妊手術                  麻酔管理 ✙手術代金  24000円

一泊入院、血液検査、エリザベスウエアーはオプションとなります。

お待ちしております。

院長先生とマサミ先生