新たな+α 体に優しい癌治療 高濃度ビタミンC点滴療法|愛知県岡崎市の動物病院「ぴゃん動物病院」

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新たな+α 体に優しい癌治療 高濃度ビタミンC点滴療法|愛知県岡崎市の動物病院「ぴゃん動物病院」

院長のブログ

新たな+α 体に優しい癌治療 高濃度ビタミンC点滴療法

2023.10.13  病気

ご無沙汰しております。獣医師の宮嶋です。

ついに始まりましたね。7回目のコロナワクチン。

今までのコロナワクチンとはわけが違ってレプリコン型といわれています。

詳しい事は自分で調べてください。激yabaなのは確かです。

ぴゃん動物病院の高齢な飼い主様には、あなたが病気になると○○ちゃんを連れてくる人がいなくなるので

レプリコン型のワクチン接種をもう一度考えてもらいたいとお願いしています。

 

さて本題に入りましょう。

薬理学的高濃度のビタミンCは選択的にがん細胞を殺す

2005年にアメリカ国立衛生研究所、アメリカ国立がん研究所がリリースしています。

高濃度ビタミンC療法の適用者は以下の方々です。

通常ビタミンCは抗酸化作用を発揮しますが、大量に血管内に投与すると逆に酸化作用を発揮し、生体内では多量の過酸化水素を発生させます。

正常な細胞は過酸化水素を中和する酵素を持っていて障害を全く受けませんが、がん細胞はこの酵素が十分にないものが多く、過酸化水素が癌細胞に入り込まれるとがん細胞は死滅してしまいます。

イラストの解説

左から過酸化水素が癌細胞に取り込まれる。

癌細胞のDNAが壊されて増殖できなくなる。

癌細胞のミトコンドリアが壊されてエネルギ生産できなく成り死んでしまう。

高濃度ビタミンCは副作用の殆どない抗がん剤といえるかもしれません。

人医療では2005年から様々ながんの治療に適用されてきています。

獣医領域では以下の癌に実施されてきています。

ほんの一例で、すべての癌に適用する価値があります。

 

しかし抗がん作用を期待するためには、血液中のビタミンCの濃度を動物では300~400㎎/dlに維持しなければなりません。

国産のビタミンCは防腐剤が添加されているため高濃度の血管投与はできません。

そのため、フィンランドから高濃度で防腐剤のないビタミンCを冷蔵で輸入しています。

 

投与間隔は1週間に1~2回を1か月間。

その後、血液中のビタミンC  濃度を測定して300~400mg/dlを維持しながら投与間隔を長くして、1週間に1回を2~3か月続けるような感じです。

まずは3か月の投与で治療の効果を判定しましょう。

1回の投与にかかる費用は体重にもよりますが、5Kgで1回が5,500円~7,700円になります。

また、3000頭に1頭G6PD欠損症のワンちゃんがいます。

この子たちは高濃度ビタミンC療法に不適合なので行えません。

G6PD検査に11,000円が必要となります。

 

ビタミンCには他の効果、作用として、

・免疫力を上げることによる抗ウイルス作用

・コラーゲン合成促進によるしわの減少

・細胞を傷つける活性酸素を抑える

・食べ物から取り込まれる添加物、農薬の解毒作用

・消炎、鎮痛作用

などがあります。

癌以外で高濃度ビタミンC療法を行う場合は血中濃度を100~200mg/dlで維持します。

適用症例は椎間板、関節疾患、アレルギー疾患、肝疾患、軽度の腎臓疾患、消化器疾患、アンチエイジング、がんの予防などです。

栄養点滴療法のマイヤーズと併用すると相乗効果が見込めます。

 

高濃度ビタミンC療法を抗がん剤治療の前に行うとさらに効果が得られます。

 

コロナは落ち着いていますが他の感染症対策として自己免疫力を育てていきましょう。

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