「慢性腎不全の猫ちゃんに再生医療をお願いします。」 その前に本当に慢性腎不全 ???
2022.11.17 病気
「慢性腎不全の猫ちゃんに再生医療をお願いします。」
と、度々お電話を頂きます。
皆さんお願いします。
注意事項があります。
1)8歳以下の猫ちゃんでしたら尿管結石・腎盂腎炎を疑って、原因を治療してから再生医療を行なうことをお勧めします。
2)実は、心筋症で腎臓の値が上昇していることもあります。
心筋症が隠れてないかも確認しましょう。
3)自宅での皮下点滴、どうなんでしょう?
毎回体重測定してから行うのが最低限のルールです。
当院では慢性腎不全と診断したとしても、自宅での皮下点滴は推奨していません。
微妙な調整が必要だからです。
もしかしたらそれ以外にやることがあるかもしれないからです。
4)慢性腎不全の腎臓は時間と共に小さくなっていきます。
腎臓が腫れている場合はチャンスです。
小さくなる前に再生医療を受けましょう。
5)体重が20%減る前に...決断しましょう。
6)体重が増えないで瘦せている猫ちゃは要注意 ...腎臓が悪いかもしれません。診断してから再生医療を受けましょう。
当院では猫の培養細胞をー80度のフリーザーで冷凍保存してあり、この細胞を解凍後血管内に投与いたします。
日帰りで行うことができます。
以上6点を確認するため過去のデータを持参して電話予約してからご来院ください。
お待ちしております。